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建築設備
ホテル客室に対する屋上空調設備の固体音対策

ホテルの屋上階に設置されたエアハン、ポンプ、ファン等の空調設備機器の運転で、直下客室でNC-30〜40の固体音障害が発生。エアハンの全体防振やラインポンプの防振吊り及びダクト、配管系の防振対策を行った結果客室騒音はNC-20〜25に低減した。

対策のポイント

エアハンはファンボックス防振、冷温水ポンプ、排気ファンには本体防振が施されていたが、エアハンのコイルボックス、フィルターボックスや配管、ダクト系からの振動伝搬により階下客室に固体音を発生させていた。建物用途によって求められる環境は異なり、ホテル施設では通常行われる防振対策では不十分な場合がある。

原因

最上階客室フロアの一角で騒音が発生して困っているとの相談を受け調査測定を実施した。 客室内の騒音データには図1のように様々な屋上空調設備の影響を示す卓越した成分を確認した。

図1 対策前の客室音圧レベルスペクトル
図1 対策前の
客室音圧レベルスペクトル
(クリックで拡大)
屋上に設置された空調設備にはエアハンのファンボックスや排気ファン、ポンプ本体には防振装置が装着されていたが、エアハンのコイルボックス、フィルターボックス設置スラブ上で47.5Hzのファン回転成分が大きく現れていた。

また、エアハン、ポンプ本体とつながるダクト系、配管系なども躯体に固定支持されており、配管途中のラインポンプも防振対策はされてない。
これらの固定部分からの振動伝搬が階下客室で固体音として発生したというのが本件の障害原因であった。

対策

これら屋上空調設備に対して以下のような防振対策を行った。

  1. 1. エアハン全体:スプリング防振
  2. 2. ダクト:スプリング防振吊り
  3. 3. 防蝕器全体:スプリング防振
  4. 4. ラインポンプ:スプリング防振吊り
  5. 5. 冷温水ポンプ:防振フレキ装着
  6. 6. 配管系:スプリング防振(床支持、天吊り共)

図2にエアハンの全体防振を示す。
図3に防蝕機の全体防振を示す。

図2 エアハンの全体防振
図2 エアハンの全体防振
図3 防蝕機の全体防振
図3 防蝕機の全体防振

上記対策により、客室の騒音環境は図4のようにNC-30〜40からNC-20〜25に収まり、ホテル側の要求を満たした。

図4 対策前後のオクターブ騒音データ比較(31.5Hzバンドは参考)
図4 対策前後のオクターブ騒音データ比較(31.5Hzバンドは参考)

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