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建築
マンション最上階プールの湿式浮床対策

プール施設の振動対策として、湿式浮床対策が行なわれたが、その防振材として繊維系材料ではない耐水型高発泡浮床材(以下PSブロック)が採用された。

対策のポイント

PSブロック敷き込み後に鉄筋敷設とコンクリート打設施工がある。コンクリートがPSブロックの隙間に染み込まないよう施工に注意が必要。

原因

マンション最上階にプール施設を造る計画がある。しかし直下室は居住空間であるためプール施設の騒音(飛び込む音や水泳中のビート音など)が懸念され浮床対策が検討された。また、浮床の対象がプールであるため水の入れ替えによる荷重変動が大きいことや施工中の降雨による含水対策などを考慮する必要があった。従来型の繊維系の防振材では含水時の性能劣化や、大荷重や繰り返し荷重による材料の沈下などが報告されており問題があった。

対策

防振材は「耐水性」と「防振性」を兼ね備えたPSブロックが採用された。PSブロックは、耐水性に優れたポリスチレンフォームを高発泡化し高弾性バネ(k)機能を持たせたものと、載荷重の変化に追従できるよう下面を球状にした防振ゴムで形成されており、上載荷重(M)により振動系を構成し、防振効果を発揮する。
図1〜図6にPSブロック施工風景を示す。

図1 床面のケレン・掃除
図1 床面のケレン・掃除
図2 立ち上り部の施工
図2 立ち上り部の施工
図3 立ち上り部用PSブロック
図3 立ち上り部用PSブロック

図4 PSブロック
図4 PSブロック
図5 PSブロック敷込み
図5 PSブロック敷込み
図6 ポリフィルム敷込み
図6 ポリフィルム敷込み

図7にPSブロック仕様、浮床断面を示す。

図7 PSブロック仕様 浮床断面図
図7 PSブロック仕様 浮床断面図

マンション竣工時にプール施設の直下居室において騒音測定を実施した。計測は「環境騒音の表示・測定方法(JIS Z 8731:1999)」に準拠して行った。騒音測定は室中央の1点を原則とし、マイクロホンの高さは床上1.2mとした。
騒音測定結果を図8に示す。
プール遊泳中の騒音は暗騒音とほぼ同様の音環境といえる。

図8 騒音測定結果
図8 騒音測定結果
(クリックで拡大)

● 測定点
プール施設直下居室内の寝室
 (窓、換気口は閉めた状態で計測)
● 測定時の状況
場内スピーカと水中スピーカで音楽を流し、水中スピーカは最大出力の状態。
また4名の成人男性が遊泳中。
● 結果
聴覚的には、スピーカからの音楽の低い音が僅かではあるが確認されたが、遊泳中の音は分からない。
その他、飛び込み音も測定したが、音の判別はできない。

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